料理もお酒も、どれも“ついで”にはしたくない。
そんな想いから、くしさんぼんでは3つのこだわりを大切にしています。
ちょっとした驚きと、ちゃんとした“美味しさ”を、お越しになられる皆様にお届けするため。
くしさんぼんでは、日本酒を「難しそう」「苦手だ」と感じている方にも、その魅力をもっと身近に感じていただきたいと考えています。
実際に、日本酒は「度数が高い」「カロリーが気になる」といった声も多く聞かれます。そんな方にこそ試していただきたいのが、日本酒の新しい楽しみ方──『日本酒ハイボール』。炭酸で割ることで飲み口が軽くなり、すっきりと楽しめる一方で、割っても美味しい銘柄を見極めることが肝心です。
当店では、利酒師が選んだ全国の銘酒を常時40〜50種ご用意。初心者の方でも楽しめる一杯から、通をうならせる希少銘柄まで。味や香りのバランスはもちろん、季節、料理との相性、そして「その日の客層」にまで目を向けて、銘柄を選び抜いています。ただ多くの銘柄を置くだけではなく、その一杯が持つ“背景”まで大切にしながらご提供いたします。
「まずは気軽に一杯」でも、「じっくり利き比べ」でも。
飲み手に寄り添う一杯との出会いを、是非ここでご堪能ください。
くしさんぼんの鮮魚は、ただ“新鮮”というだけではありません。
店主の地元・小田原漁港と深い縁があり、かつての級友が営む魚の卸業者を通じて、信頼と人とのつながりの中で選び抜かれた魚が毎朝5時に届けられます。その日の海の状況や水揚げに応じた情報が共有され、そこから“今いちばん旨いもの”を小ロットで厳選。市場を通さないルートだからこそ、他ではなかなか出会えない珍しい魚や、旬の移ろいを感じられる一品が並びます。
その魚の魅力を最大限に引き出す調理法もまた、日々異なります。
鮮度のよさをダイレクトに伝える刺身はもちろん、脂がのったものは炭火焼きや煮付けに、身の繊細なものは天ぷらや酒肴に。
料理人の目利きと技で、その魚にとって最も美味しいかたちに仕立ててご提供しています。
「今日はどんな魚があるのか」「どんな料理にしてくれるのか」
そんな期待を胸に、ふらりと立ち寄りたくなるのが、くしさんぼんの鮮魚。
メニューにない一皿との出会いこそが、ここで過ごす夜の醍醐味かもしれません。
焼き鳥というシンプルな料理だからこそ、素材と火加減への向き合い方がすべてを左右します。くしさんぼんでは、一本一本を“焼く”というより“仕立てる”感覚で、炭火を使い丁寧に焼き上げています。
炭の熱を活かして表面を香ばしく、中はしっとりと。
例えば鶏白レバーなら、ごま油+塩で脂の旨みを引き出し、濃厚さの中にも上品さを残す絶妙な焼き加減に。
身の厚みや脂の乗り、串の種類によって、火の強さや焼き時間を微細に調整しながら、ベストな状態でご提供しています。
「火の力で旨くする」という信念のもと、炭火にこだわっています。素材に応じた技術で、妥協のない焼き上がりを追求しています。
奇をてらわず、けれど一串ごとに違いがわかる。
そんな焼き鳥を目指して、今日も火の前に立ち続けています。
串に込めた熱と真心が、食べた瞬間にきっと伝わるはずです。